今回、当院の内視鏡ビデオスコープシステムと内視鏡スコープをほぼ総入れかえといっていいほど更新しましたので、併せて内視鏡洗浄消毒装置も更新しました。
WGO – OMGE 実践ガイドラインでは、
・洗浄は内視鏡の洗浄消毒の中で最も重要なステップである。
・内視鏡消毒ガイドラインの遵守は内視鏡検査の安全性を決定づける重要な因子である。
・地域の事情、訓練、予算や人手に差異はあるかもしれないが、消毒の高い基準は常に維持しなくてはならない。
とされています。
添付画像は新しく導入した洗浄消毒装置である Olympus OER – 4 です。
スコープ機種と洗浄者の履歴を残せますので、トラブル発生時の究明がたやすくなります。
消化器内視鏡診断レベルの維持向上はもちろん重要ですが、被験者の安全管理はもっと重要です。
両者のバランスをとりながら検査に従事したいと思います。