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経口腸管洗浄薬で初の錠剤(ビジクリア)について

経口腸管洗浄薬で初の錠剤(ビジクリア)について

胃内視鏡検査であれば一回の絶食のみで十分施行できます。
ところが、大腸内視鏡検査となると、腸管内容物を完全に排出する必要があります。

これまで、腸管前処置に使用される経口腸管洗浄薬としては、

ニフレック(粉末)
マグコロール(液剤)
マグコロール P(粉末)

などが使用されています。
これらの腸管洗浄薬は、多量の水で溶解して服用します。
しかし、服用液量が多く、また味にも問題があるため、服用時に嘔気をもよおすなど、必要十分量を経口摂取できないケースがあり、問題となっていました。

2007 年に発売されたビジクリア錠は、日本で初めての錠剤タイプの腸管洗浄薬です。
錠剤を水やお茶で服用するので味の問題はありません。
1 回の検査で服用する錠数は 30 – 50 個と多いものの、6 – 10 回に分けて飲むことができるので、負担は少ないと考えられます。

当院では従来、マグコロール P を使用していました。
理由は、自分の体験によります。
ニフレックは私自身、どうしても味が好きになれず、途中で吐きそうになりました。
自分の飲めないものを患者さんに使うわけにはいきません。

マグコロール P は平気なのか?…と問われると、スポーツ飲料のような風味で、それなりには飲めますが、それでも 1.8 – 2L の服用は苦痛でした。

そこで当院もビジクリアを昨年 11 月より導入しました。
その後の経緯は「院長ブログ」で記すことにします。
院長ブログはこちら※外部リンク

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